こんにちは!国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」広報インターンの藤井です。
本日は、2015年にJVCのHP上で公開された「スタッフインタビュー」の一部をご紹介します!
国際協力に興味がある人、就活を控えている人(私もその1人)、NGO職員のバックグラウンドに興味がある人…皆さんにとって興味深い記事だと思いますので、ぜひ楽しんで読んでください。
注:役職は2015年当時のもので、谷山は2018年7月をもって代表理事を引退しました。
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JVCの顔として日本でご活躍の谷山さん。これまで現地駐在員としても長く活動されていました。
著作に「NGOの時代」「積極的平和主義は紛争地になにをもたらすか?!」などがあります。
スタートはタイ/カンボジア国境。その後、ラオス(3年半)→タイ(1年)→カンボジア(2年)→東京事務所事務局長(8年)→アフガニスタン(4年半)を経たのち現職に至る。
国際協力に携わろうと思ったきっかけは何ですか?
直接のきっかけは、1980年代の初めにカンボジア難民やベトナム難民などの記事や本を読んで状況の悲惨さに心を動かされたことです。
カンボジア難民が内戦を避けるため、地雷原を超えてタイへ逃げてきたという状況や、ベトナムのボートピープルが海に逃れて難破したり、海賊に襲われるといった衝撃的な事件が色んなかたちで自分の耳に入ってきました。これらを知って、何かできないかと思いました。
特に衝撃を受けたのは、ベトナムのボートピープルが海に逃れて漂流し助けを求めているそのわきを、日本のタンカーが、何もしないで通り過ぎる映像をニュースで見たことです。その当時日本人は金儲けにしか関心がない、エコノミックアニマルだと批判をあびていました。政府も支援を行わない、企業も行わないのであれば、一市民として民間で、何かできることがあるはずだとずっと考えていました。それから5年も経って1985年にアフリカの深刻な飢餓が国際的な問題になった時、逡巡するのをやめてNGOの世界に飛び込みました。
長いキャリアをお持ちの谷山さん。何に一番やりがいを感じますか?
世界に国籍・人種・宗教・文化的な違いや背景等、様々な人がいる中で、彼らと人間性の深いところで共感しあえる実感をもてることです。目標を同じにすることができれば、一緒に活動して一つの成果を出し合える、「協力しあっている」という実感がもてます。
いくら困難な状況にいても人間には、生き抜く力があるということを、海外の現場で知りました。その人たちと力をあわせ、皆が持っている力を最大限生かすことができれば、困難な状況を変えられる。そのような体験を、各スタッフが経てきています。これはとても希望がもてることだと思います。JVCの経験として、多くの人に実感を持って伝えられます。
つづく……☆
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→他にも、「JVCならではというポイント」「国際協力に関わるにあたってのアドバイス」などたくさんの質問に答えてくださっています。
続きはぜひHPにてチェックしてください!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!