世界の現場から~JVCの中の人ブログ~

国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」のスタッフ・インターンが綴る、あんなことやこんなこと。

パレスチナって、どんなところ? インターンが実際に行ってみた。

 

みなさま、こんにちは🕊
今年度のパレスチナ事業インターン、大下と申します。

いきなりですが、みなさまはパレスチナと聞いて、何を連想されるでしょうか。
そもそもどこ? 全然知らない、、という方も多いのではないでしょうか。

 

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そんな日本の多くの人たちにとっては未知なる地であろう、パレスチナ
事業インターンとして、わたしは8月に10日間ほど、実際に足を運んでみることにしました。


そこで今回は現地を訪れてみて感じたこと、考えたことをシェアしてみようと思います。

 

パレスチナってどこ?

まずは、基本的な情報から。

中東、イスラエルの辺りにあるパレスチナ
少し太い点線で囲まれた「ヨルダン川西岸地区 (WEST BANK)」と「ガザ地区 (GAZA STRIP)」と書かれた部分です。

人口は480万人ほどで、福岡県よりやや少ないくらい。
面積は6,220 km²ほどで、茨城県よりも少し大きいくらいです。
使われている言語はアラビア語

日本からの直行便はなく、香港やモスクワなどを経由して一度イスラエルに入り、そこからパレスチナへ向かうというのが一般的です。

 

パレスチナは危険? いえいえ、行けます!

終わらない占領に、時に起こる衝突。
パレスチナといえば、中には危険な場所というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
わたしも周りの人に現地へ行くことを話すと「治安は大丈夫なの?」と心配されました。

 

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ヨルダン川西岸地区にあるヘブロン旧市街にはお洋服や野菜まで、たくさんの商品が並びます。

 



ですが実際に足を運んでみると、そこにあるのは人びとの「日常」。
みんな普段は日本のわたしたちと同じように仕事をしたり、学んだり、家族やお友だちと過ごしている様子でした。

 

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ヨルダン川西岸北部の都市、ナブルスにて。名物のクナーファと呼ばれるお菓子を食べる「スイーツ男子」たち。


場所こそ日本からすごく近いというわけではありませんが、一度着いてしまえばとても過ごしやすいです。
ここまで気軽に行けるなら、もっと早く行っていればよかった〜! と痛感。

 

魅力もたくさん!

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ベツレヘムにある降誕教会。イエス・キリストが生まれた場所に作られています。


パレスチナには、純粋に素敵なところがたくさんあります。

旧市街に並ぶ石造りの建物は、歴史を感じさせます。
どの街に行っても少しずつ雰囲気が違うのも魅力。
実はたくさんある観光スポットも見逃せません。

 

 

また、人がとても優しいのもパレスチナの特徴。
これは現地にいたことのある人なら口を揃えて言うことですが、本当にその通りでした。

小さい子からちょっと強面のお兄ちゃんまで、みんな外国人観光客感満載のわたしを珍しがり、声を掛けてくれます。
一人で歩いていても困ることはなく、わからないことは大体教えてくれます。

 

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ラマッラーにあるアラファト元議長の霊廟にて。写真を撮った後、警備のお兄さんの一人が「どこからきたの? パレスチナはどう?」と声をかけてくれました。

 

さらにさらに、お土産にしたい美しい陶器やパレスチナ刺繍の雑貨もいっぱい。

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ヘブロンにある工房にて。おじさんが陶磁器に一つひとつ細かく色付けをしていきますここで作られた商品がパレスチナ中のお土産屋さんに並んでいるのだとか。


10日程度の決して長くはない滞在でしたが、わたしにとってパレスチナはまた何度も「帰りたくなる場所」となりました。

 

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ヘブロン旧市街のお土産物ストリート。すてきなものが多すぎて、この場所ごと日本に持って帰りたいくらいでした。

 

占領が「日常」パレスチナ

とはいえ、普通に滞在しているだけで「占領」を感じることも。

 

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パレスチナイスラエルを分離する壁。国際的に認められている両地域の境界線(グリーンライン)上ではなく、西岸に食い込んで作られています。パレスチナの土地を奪ったりコミュニティを分断してしまうということも。高さは8メートルほど。写真中央にいる人と比べてみてください。

 
分離壁や間にある無機質な検問所は、すぐに見慣れたものとなります。
難民キャンプもパレスチナでは当たり前のような存在。

 

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ベツレヘムにあるアーイダ難民キャンプ。「キャンプ」という名前ですが、70年近くこの場所にあるため、小さな町に近いイメージです。

 
現地の人たちが見聞きした壮絶な体験もたくさん聞きました。

「この前、ここでイスラエルのバスにぶつかった車の運転手(パレスチナ人)が、その場でイスラエル兵に射殺されたんだ」
そうわたしに教えてくれたおじちゃん、兄弟は国外に暮らしているとのこと。パレスチナでの苦しい生活は、家族をも離れ離れにします。

「占領」の感覚に思いを馳せてみますが、わたしにはとても想像しきれないこともたくさんあります。
わたしはイスラエルの人にとっても、パレスチナの人にとっても「外国人」。
ここでは「蚊帳の外」の人間であり、身が狙われることは基本的にはありません。

 

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ヘブロンには、イスラエルの入植者しか立ち入ることのできないエリアがあります。写真はその境界近くで撮ったもの。パレスチナのお母さんと女の子たちが歩く奥に見えるのは、警備を行なっているイスラエル兵です。

 

検問所でパレスチナからイスラエルに向かう際に求められる身分証の提示。
外国人のパスポートを見せれば一瞬で通過できます。
私に対して「どこから来たの?」、「ようこそ」と笑顔で話しかけてくれるイスラエル兵も。

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ランディア検問所。イスラエルパレスチナの間を行き交う際には、このような場所を通る必要があります。パレスチナ側からイスラエルへ向かう場合のみ、中では荷物検査や身分証のチェックが行われます。


また、わたしが現地にいたのはほんの10日ほど。
わたしには「安全な帰る場所」が保障されています。

パレスチナが自分の故郷で、大切な人がたくさんいて、ここで暮らすほかなかったら…

どんなに素敵な場所でも、わたしにはとても耐えられないのではないか。
そんなことを常に考えさせられる滞在でもありました。

  

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ナブルスの街角でひなたぼっこをするねこちゃん。

 

渡航報告会も企画中!

いかがでしたでしょうか。
拙い文章と写真でもっとうまく伝えられたらいいのに〜と思っておりますが、、😭
パレスチナにもいろいろな顔があるということ、少しでも感じていただけていればとても嬉しいです!

 

12月ごろには渡航報告会の開催を企画中です💡
わたしのほか、夏に現地を訪れたインターンなど数名で、パレスチナのことをたっぷりお話する予定です。
パレスチナについてもっと知ってみたい方、実際に旅行を計画されている方などにぜひ、いらしていただきたいと思っております。

詳細については随時、JVCパレスチナ事業のFacebookページなどで発信して参ります。
そちらもぜひフォローしていただけると嬉しいです☺️


パレスチナのこと、そしてわたしたちにできそうなこと、これからも一緒により多くの人と一緒に考えていきたいと思います!

【スタッフインタビュー⑩】スーダン事業担当 小林麗子

こんにちは!国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」広報インターンの三浦です。

本日も2015年にJVCのHPで公開されたスタッフインタビューを紹介します!

 

国際協力分野やNGOで働く人って一体どういう人たちなんだろう…?という疑問が解消される内容になっているかと思います!

国際協力に興味がある人、就活を控えている人(私もその1人)、NGO職員のバックグラウンドに興味がある人…皆さんにとって面白い内容だと思いますので、ぜひ楽しみながら読んでください!

 

注:役職は2015年当時のものとなっており、現在とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

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こんにちは、広報インターンの清水です。

スタッフインタビューブログもようやく第10回を迎え、折り返し地点となりました。
今回は、昨年7月からスーダン事業を担当する小林麗子さんです。小林さんはすらりとしたスタイルと丁寧な立ち振る舞いが印象的。一方で、「真顔で冗談を言う」「仕事中、目玉クリップで髪をとめていた」なんて目撃情報も...。一体どんな方なのでしょうか?小林さんの素顔に迫ってみたいと思います!

 

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名前のとおり、"麗しき女性"の雰囲気が漂っています。ですが...!? 

 国際協力に携わろうと思ったきっかけは何ですか?

あまりはっきりとは覚えていませんが、私が小学生のころ、エチオピアでの難民問題が世界で話題になり、テレビで頻繁に取り上げられていました。なんとなくテレビ番組を見ていると、栄養失調でお腹が膨れている子どもの様子が映され、「同じ子どもなのに環境が違うだけでこんなに違うんだな。なぜだろう...」と漠然と思いました。このようなことから人種の違いや国の違いに興味を持ち始めたのがきっかけです。しかし興味があったからといって、その時は自分の興味を将来仕事に結びつけようとかいう思い切りもなく、そもそも自分にできることではないと思っていました。そのため大学でも、英語が身に着いたら便利かなぁという漠然とした理由で英米語学科を進学しました。

大学卒業後は、糖度計を扱う中小企業の貿易科で事務をしていました。仕事もそれなりに楽しんではいたのですが、当時は海外の人と直接関わることはほとんどなく、なんだか残念に思っていました。働いてからも、人種の違いやそれにまつわる紛争問題への関心が消えず、いつか大学院で勉強してみたいと考え、コツコツと貯金をしていました。2年半ほど働き、大学院への留学資金が貯まると一念発起、退職を決めました。留学をしたいという気持ちが大きかったので、仕事を辞めることに対する迷いはあまりありませんでした。

 

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大学院生時代に、近所の家の前で撮った写真。レンガ造りのお家なんておしゃれですね。

こうしてイギリスの大学院へ、1年間留学に行きました。大学院では念願の人種問題や紛争について学ぶことができましたが、たとえ日本語で書かれていたとしても理解が難しそうな本をたくさん読まなくてはならず、とても辛かったのを覚えています。それでも頑張れたのは、やはり多種多様な友人のおかげですね。いろいろな背景を持った人たちと関わることはすごく刺激になったし、なにより楽しかったです!帰国後は在日大使館や他のNGOなど経て、昨年7月からJVCで働いています。

なぜJVCスーダン事業に?

以前働いていたNGOでは経理を担当していて、一国の事業そのものに関わったことがなかったので、じっくりと関わることのできる事業担当を経験してみたいと考えていました。その中でもスーダンを選んだ一番の理由は、大学院で学んだことや自分の興味・関心が活かせると思ったからです。また、当時経理を担当していた時に内部の会計チェックのためスーダン(現在の南スーダン)へ出張したことがあり、自分が知っている、実際に行ったことのある地域を担当できるまたとない機会だと思いました。

JVCのHPの募集を見て応募したのですが、はじめは自分にできるだろうか...と不安もありました。しかし、ご縁があって採用となり、せっかく受け入れてくれるのだから「やってみよう」と決め、日々勉強しながら頑張っています。

清水:経理の経験もあったのですね!経理の知識はどうやって身につけましたか。

簿記検定を取得したりして勉強しました。数字がピッタリ合っていたときの快感はたまりませんね~。経理の仕事は、縁の下の力持ち。とても重要な仕事だと思います。

 

つづく…☆

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いかがでしたでしょうか。この続きには、家庭との両立に関してなど、素の姿に迫ったインタビューがされています。続きをご覧になりたい方はぜひこちらから。

www.ngo-jvc.net

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

 

JVCのHPはこちら↓

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【スタッフインタビュー⑨】ラオス事業担当 平野将人

 

こんにちは!国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」広報インターンの三浦です。

 

今回は2015年にJVCのHPで公開されたスタッフインタビューを紹介します!

 

国際協力分野やNGOで働く人って一体どういう人たちなんだろう…?という疑問が解消される内容になっているかと思います!

国際協力に興味がある人、就活を控えている人(僕もその1人)、NGO職員のバックグラウンドに興味がある人…皆さんにとって面白い内容だと思いますので、ぜひ楽しみながら読んでください!

 

注:役職は2015年当時のものとなっており、現在とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

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こんにちは。広報インターンの渡辺です。
インタビューブログはこれで9回目!今回は2008年から3年半のラオス駐在を経て帰国、東京事務所でのラオス担当を3年間つとめ、この11月から再びラオス駐在となった平野将人さんです。現地赴任直前に行ったインタビューの様子をお届けします。

 

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JVCラオス担当のほか、食用昆虫科学研究会理事という一面も持つ平野さん。ラオスは食虫文化のある国、平野さんのイチオシは「コオロギ」だそうです。 

民間企業からの転身と聞きましたが、どうして民間企業から、NGOに行くことにしたのですか?

大学では国際協力に特に興味を持つことはなく、卒業後は大手ビール会社に入社しました。大学時代、海外に関わることと言えば、交換留学制度を利用してアメリカに留学したくらい。「就職にはまだ早いかな?」という安易な理由でした(笑)。ビール会社では5年間、営業として働きました。入社後、2001年に9・11があったことで、どうしてあのようなことが起きるのか、起きてしまう理由について考えるようになりました。それまでは特段興味を持っていなかった国際情勢を色々勉強し調べる中で、南北問題や貧富の差についての興味が生まれました。それが理由で、勤めていた企業を退職し、NGO業界に関わることにしました。ビールの営業も楽しかったし、今でも自分が勤めていた企業のことは大好きですが、それ以上に、開発援助に興味を持ちました。

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営業マン時代の平野さん。男前! 

退職後、カンボジアに滞在されたと聞きました。

 JVCではない、別のNGO2団体で計2年間を過ごしました。

カンボジアの後、イギリスの大学院に進学されたそうですね。あえてまた学問の道に戻った理由は?

 開発学を勉強したかったからです。僕は9.11をきっかけにして南北問題に興味を持っていました。これに関連する学問が開発学でした。実は大学院に進学することは、カンボジアに行くより先に決めていたんです。大学院に行く前に、途上国と呼ばれる地域で暮らして、自分の目で見てから進学したかった。だからカンボジアに行きました。開発学を勉強したいという気持ちがあり、進学を決めたうえで、先に途上国での生活を経験したということです。

 

つづく…☆

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いかがでしたでしょうか。この後には、その後JVCに来るに至った経緯や、平野さんの座右の銘などに関して紹介しています。特に物事を試行錯誤するにあたり心がけてらっしゃることに関しての話が一番のオススメです。(僕自身が一番グッときたポイントです笑)

続きを読みたい方はこちらからご覧ください↓

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それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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グローバルフェスタ2019~ピタパンって食べたことある!?~

広報インターンの守屋です🤗

今回はイベント参加のご報告をさせて頂きます!!

 

毎年秋に開催されている国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスティバル」に今年も物販、食販を出展しました。今年は、9月28日(土)、29日(日)に開催され、食販は、スパイスで味付けされたチキンを中東地域で有名なピタパンにはさんだ「ピタパンサンド」とメキシコの「コロナビール」を販売しました。

 

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手作り看板するインターンの長谷さん。

 

当日は、天候に恵まれましたが、9月終盤とは思えないほど暑い!しかし、暑さのおかげでビールの売り上げは予想以上でした😲


スタッフやボランティアさんのご協力もあり、用意していたピタパンサンド200食、コロナビール120本を完売することができました。結果、売り上げも黒字で終わることができ、ほっとするとともに達成感を感じています😌本当にありがとうございました!

 

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完売御礼!喜びの写真です。

 

 

食販は、2019年度インターンが主導で企画・運営に挑戦したのですが、順調に準備が進んでいたか?と言われれば、当日を迎えるまでには紆余曲折ありました....

 

最も時間がかかったメニュー決めでは、「JVCの事業地に関わりがある食材を使いたい!」という思いから、中東で有名なピタパンを使おうと決まった所までは良いものの、中に何を入れるのかという壁にぶち当たりました💦

コロッケに近い中東の揚げ物は、調理が困難ということで却下。ポテトサラダも生野菜の提供が禁止されているので却下、という具合に、最終的に、ケバブ用鶏肉にたどり着くまでに議論が尽きませんでした。

 

その後は、ただのケバブでいいのかということで、オリジナルソースを作ることになり、試作をしては、事務所に来ている人に食べてもらうという試行錯誤を繰り返し、「2種類のソースから選べる!ピタパンサンド」が完成しました。

 

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試作を作って味見し、試行錯誤・・・。

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ピタパンサンド完成!!

 

インターン企画とは言っても、準備の段階から当日に渡って「パセリをかけたら、色合いが良くなるんじゃない?」「ソースは2種類の方がいいよ!」など、多くの方にアドバイスを頂いたからこそ、商品を完成させることができました。

 

当日は、実際に利益を出せるのかという不安もあったものの、多くの方に「おいしい!」と言って頂き、最後までこだわってやって良かったいう思いでいっぱいです。

 

今回インターンだけではなく、ボランティア、スタッフの皆さんが協力、応援してくださり、立場や事業に関係なく、協力し合える環境がJVCなのだと実感することができました。これからは、インターン期間後半戦ということで、協力の輪をさらに強めて活動していけたらと思います。

 

ご協力頂いた皆様、お買い上げ頂いた皆様、本当にありがとうございました!!

 

 

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今井代表もパクリ!!

 

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集合写真

 

インターンインタビュー第4弾!!パレスチナ事業インターン大下美倫さん!

 

みなさんこんにちは!広報インターンの守屋です!

 

インタビュー企画もいよいよ第4弾!

今回は2人目のパレスチナ事業担当インターンの大下美倫さんです!

 

子どもの頃から外国に縁のあった大下さん、一体どんな経緯や考えで

JVCに関わることを決めたのでしょうか・・・?

 

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Q:簡単な自己紹介をお願いします!

 

こんにちは! 大下美倫 (おおした みのり) と申します☺︎

わたしは、とにかく中東・北アフリカ地域の人や文化が好きな人間です! 今年はチュニジアを旅行しました。現地の友だちに会いに行った一人旅だったのですが、友だちの友だちや家族をたくさん紹介してもらい…一人で行ったはずなのに、ほとんど一人で過ごす時間がありませんでした。笑 中東・北アフリカといえば危険、というイメージを抱く人も少なくないかと思いますが、こんな温かみのある人たちがいるのが魅力です。もはや自己紹介じゃなくなってきました。

 

 

Q:学んでいることについて教えてください!

 

現在は大学院修士1年で、中東・北アフリカ地域などで、移民や難民自身が母国の内戦や無政府状態からの復興するためにどのように貢献しているのかについて研究しています。これまで社会学や国際政治などを勉強してきたのですが、「ひと」に着目することで少しでも現地の人に寄り添うことができるのではないかと思ったこともあり、今のテーマを選びました。もちろん、まだまだできないことだらけで偉そうなことはとても言えませんが…

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チュニジアにて。ローマ遺跡を撮っています。

 

Q:国際協力に興味をもったきっかけは?

 

わたしは父親の仕事の関係で北アフリカリビアに住んでいたことがあり、2011年2月にいわゆる「アラブの春」が起こり、日本に退避したという経験をしています。リビアでは40年以上に渡り独裁が続いていたのですが、2011年に人びとが立ち上がり、公正な社会を求めました。ですが体制側はそれらの動きを弾圧し、すぐに内戦になってしまったのです。なぜ偶然生まれた場所が違うだけで、リビアの人たちは私にとって当たり前の安全や自由のために命をかけて戦わないといけないのだろう。この当時のわたしは、そのような思いを抱きました。今考えると、それが国際協力に興味を持ったきっかけであり、特に中東・北アフリカ地域に関わろうと思ったきっかけなのだと思います。

 

 

Q:JVCインターンに応募した理由は?

 

もともと友人にJVCという団体があることを教えてもらいました。その後、理念や活動を詳しく知り、「搾取や暴力に加担しない」という姿勢に共感しました。これまでも国際協力NGOの人たちと一緒に活動させていただく機会はありましたが、JVCインターンは1年という長い期間じっくり関わることができるため、魅力を感じて応募をしてみることにしました。

 

 

Q:パレスチナインターンとしてJVCで実際に活動してみてどう!?

 

現在パレスチナインターンでは特に広報に力を入れ、パレスチナに関する発信や、刺繍雑貨の販売などを積極的に行なっています。どうしたらより多くの人に伝わるのか、どうしたら多くの人に刺繍雑貨を手に取ってもらえるのかなど、日々アイデアを出し合ったりしながら試行錯誤しています。JVCインターンは自由度が高いので、自分たちでクリエイティブに動けるのが醍醐味だと思います。

また、とにかくJVCに関わる人たちはみんな優しいです! スタッフの他にもボランティアさんなど、事務所には常にたくさんの人たちが出入りしているのですが、皆さんフレンドリーに挨拶し話しかけてくださり、いつも楽しくインターンの仕事をしています。

 

 

Q:今後の意気込みを教えてください!

 

インターンを通してパレスチナのことを知れば知るほど、パレスチナの人びとが過酷な状況に置かれていることはもちろん、おしゃれな刺繍など、魅力もたくさんあることがわかりました。東京事務所のインターンとして、できることは少ないですが、これからも少しずつパレスチナのことをいろいろな人たちと考え、行動していきたいです!

 

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海がきれいな広島の尾道にて。

国際協力に関心があり、これから関わりたいと思っている人に一言!

 

国際協力の関わり方はいろいろあるとわたしは思っています。例えば、コンビニでビニール袋をもらわなかったり、マイボトルを使うだけでも立派な国際協力なのではないでしょうか? 自分らしく続けていけるような国際協力との関わり方を見つけられるといいですよね!わたしもまだまだ模索中です。

 

締め切りはは10/3! イラク事業のクラウドファンディングがラストスパートです!!

 

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みなさんこんにちは!広報インターンの三浦です!

今回はJVCイラク事業が現在行なっているクラウドファンディングについてのお知らせをさせて下さい。

戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい! - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

イラクでは長引く武力紛争により、多くの子どもたちが心に深い傷を受けています。子どもたちが心を開いて交流する場を作り、心のケアも提供します。 - クラウドファンディング Readyfor

 

JVCは現地団体インサーンと協力し、子どもたちの精神的ケアと平和共生を伝えるワークショップを無料で行う活動をしてきましたが、この活動へのご支援も、残念ながらかなり減っているのが現状です。

ケアが遅れることで子どもたちの社会復帰が難しくなる可能性が高く、支援に必要な資金をすぐにでも集めたいと思っています。

イラク事業は現在、資金難のため活動継続危機の状況にあり、クラウドファンディング(ネット上での募金活動)による資金集めを開始しました(8月19日 10:00〜)。

過激派組織「IS」の脅威がなお続くイラクですが、最近は世界の関心が薄れ、支援も減っています。その中で、戦争で傷ついた子どもたちの心は放置されたままです。

どうぞ今の状況を知っていただき、ご寄付や情報を広めていただくことで、お力を貸していただくようお願いします。

戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい! - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

イラクでは長引く武力紛争により、多くの子どもたちが心に深い傷を受けています。子どもたちが心を開いて交流する場を作り、心のケアも提供します。 - クラウドファンディング Readyfor

当初、今回のクラウドファンディングでは今年の活動に必要な資金400万円を10月3日までに集めることを目標にしておりましたが、皆様のご支援のおかげでその目標を達成することができました。

その後、新たに資金500万円をネクストゴールとして設定しました。そちらも皆様のご寄付や情報拡散によるご支援のおかげで達成することができました。

 

おかげ様で今年度の必要経費をまかなうことができ、来年度も小規模ながら活動実施の目処が立ちました。しかしながら、来年度以降の活動について、先行き不透明な危機的状況を脱することができたわけではありません。今年のピースヤードは実施できても、来年度以降できる限り同じ規模で活動を継続するためには依然厳しい状況です。

 

JVCインターンとして働かせてもらうようになってから半年以上経ちましたが、JVCのスタッフは皆さん、熱い情熱を持って毎日仕事に取り組んでいます。イラク事業チームも紛争やISによって心の傷を受けた子供たちのために日々努力しています。イラクに平和な未来を築くのは子供たちで、彼らを救うことには大きな意味があると私も思っています!!

 

ご寄付をいただければその分だけ、活動を続けられる可能性が高くなります。皆さまのご支援が、イラクの未来を担う子どもたちを救う力になります。期限まであと1日、最後まで頑張りますので、どうか応援よろしくお願いします。 

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インターンインタビュー企画第3弾!!パレスチナインターン太田百恵さん!

みなさま大変お待たせ致しました!広報インターンの守屋です!
今回はいよいよ2019年度パレスチナインターンのインタビューをご紹介します!
まずは、現在パレスチナ渡航し、現地で学んでいる太田さんからです!
 
普段は愛されキャラとして、いつも空気を和ませてくれる太田さんですが、
JVCに関わるまでに一体どんな物語があるのでしょうか・・・?
 

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タイにてホワイトタイガーと!

簡単な自己紹介をお願いします!!

 はじめまして、パレスチナ事業インターンの太田百恵(おおたももえ)です。あだ名は「もいもい」です。好きなことは、映画鑑賞(マーベルシリーズ大好きです)や音楽を聴くこと、チョコレートを食べることです。行ったことのある国は、カンボジア、タイ、インドネシア、フィリピン、台湾、シンガポールと、東南アジアばかりです(笑)

 

勉強していることについて

 現在は大学3年生で、グローバルヘルスを中心に学んでいます。私は大学に入る前まで「グローバルヘルス」という言葉自体知りませんでした。どういうものかというと、人の健康の決定要因には、病気だけでなく貧困や喫煙・飲酒、ライフスタイル等、沢山のことが関わっているということです。病気を治療することは医療従事者にしかできませんが、私の学部では海外において健康にアプローチすることを学んでいます。たとえば、健康教育や公衆衛生がそれにあたります。

 

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企画主催した「呪術×国際協力」イベントの講師にインタビューしているところ

 

 グローバルヘルスを学ぼうと思ったきっかけは、ゼミの先生が世界中で健康問題のニーズに応えながら活動し、様々な人と協力してプロジェクトを行っている姿にあこがれを感じたからです。私は大学の授業以外にも日本の若者にHIV/AIDSの予防啓発活動を行うHAATASというボランティア団体や、全国から学生が集まりグローバルヘルスに関連する勉強会や合宿を行うjaih-sという学生団体にも所属していました。こうした経験を通して、病気を治療することよりも予防を重視して学びたいという気持ちが強くなりました。

 

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渋谷ハチ公前でHIV/AIDSの啓発しているところ

  

国際協力に興味をもったきっかけは?

 国際協力に興味を抱いた理由は、高校時代の経験が一番大きいです。私の出身高校では珍しい授業が沢山あり、インドネシア語を履修できたり、留学生が数多く来るなど、外国との交流が盛んでした。

 その中でも印象に残ったのは、授業のなかで「世界がもし100人の村だったら?」のワークショップを行ったことでした。このゲームのなかで、生徒を裕福な人と貧乏な人に分けて収入をお菓子で表すというようなことをやりました。私は貧困地域に住む人の役で、もらえたお菓子は裕福な人と比べてほんの少し。理不尽だなぁと感じたのを今でも覚えています。

 その日の夜、私の夕飯はクリームシチューでした。クリームシチューをお代わりして食べていた時に、ふとワークショップの出来事を思い出しました。私は恵まれている一方で世界には貧困で苦しんでいる人がいる。世界は不公平ではないかと思いました。この出来事がきっかけで国際協力に関わりたいと意識するようになりました。その後の高校生活でも、元青年海外協力隊の先生方と一緒にインドネシアで提携校先の学生と環境問題についてディスカッションを行ったり、卒業研究ではフィリピンに行きフィールドワークを行ったりと、外国に行くことの楽しさと課題を発見し改善策を立てていくことの魅力を感じました。
 


JVCインターンに応募した理由は?

 大学3年になり、将来、具体的にどのような道で国際協力に携わっていくのかを考えるようになりました。NGOは、その選択肢の一つです。そのためインターンをすることで、NGOでの働き方を体験したいと思いました。JVCインターンに応募したのは、パレスチナ事業でのプロジェクトが母子栄養改善や地域保健の向上といったグローバルヘルスに関係していたことがきっかけです。そして説明会に来た時に、雰囲気の良さとインターンであってもやりたいことをやれる環境があることに魅力的に感じたため応募しました。

 

 パレスチナインターンとしてJVCで実際に活動してみてどう!?

 インターンとしての業務はニュースチェックやパレスチナ刺繍商品の販売促進や商品管理、書き損じはがきの集計、あとはその都度事務作業を行っています。最初の2か月は環境や事務作業になれることで精一杯でしたが、最近はインターンとしてやりたかったイベント企画も並行してやれています。担当のスタッフをはじめ、専属ボランティアの方も一緒にチームとして雰囲気の良い中でやりたいことを考えていけるので毎回濃い時間を過ごしています。

 

国際協力に関心があり、これから関わりたいと思っている人に一言!

 時間の流れがすごく早く、ぼーっとしていてはすぐにインターンの期間が終わってしまう危機感を少し感じています。指示待ちにならないように、自分から動いてチャンスや得られるものを200%つかみ取っていきたいと思います!

 また、夏にはパレスチナに1か月渡航します。実際に見て体験したことを通して、パレスチナと日本の距離を近づけられるような発信も視野に入れて活動していきたいと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか?

次回は、もう一人のパレスチナインターン大下みのりさんの登場です!

パレスチナインターンの2人はパレスチナへの渡航経験から旅に役立つ情報から文化た食べ物などパレスチナについて随時情報発信していくそうです!

今後、このブログでご紹介できる日が来ると思いますので、中東に関心のある方、こうご期待!!

 

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