こんにちは!国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」広報インターンの藤井です。
今回は、前回に引き続き、スタッフインタビューをお送りします!
国際協力に携わろうと思ったきっかけは何ですか?
もともと僕は国際協力もボランティアも興味がありませんでした。小さい頃から僕が興味を持っていたのはコンピューターで、中学生の頃にはプログラミングをしていたくらいです。「自分の人生をこれに費やして生きていこう」と、かなり早い段階で決めていましたね。早々に自分のやりたいことがわかったことは、僕の人生でとてもラッキーなことだと思います。やりたいことが何で、いつ見つかるかは人によって違いますが、一度決めれば、将来進む道をスムーズに決断できます。大学卒業時に僕は、パソコン業界一本で就職活動を行っていました。
念願叶って、大学卒業後はSE(システムエンジニア)として民間企業で働いていました。「システムを作る」お仕事です。2001年に、日系の自動車会社が新工場を建設するため、勤務先が技術協力をすることになり、僕は北米に出張に行くことになりました。今思うとよくやるなあ、という感じですが、当時は昼の2時から朝の4時まで14時間働いて帰るというハードワークを日々こなしていました。
ある日、いつものように仕事を終え寝ていたところ、滞在先に日本から「おまえたち大丈夫か!?」という電話がかかってきました。何のことかよくわからなかったので「何がですか?」と聞きました。「とにかくTVを見ろ」と言われてあわててテレビをつけると、そこにはニューヨークのビルに飛行機が突っ込むシーンが流れていました。それが「9.11」でした。
「9.11」が僕が国際協力に携わることになったきっかけです。一度に3,000人もの方々が命を落としたり、世界史の教科書に大きく載るような出来事が自分のある程度身近で起き、アメリカで渦まくさまざまな感情や、事件後に感じた、滞在先の北米での同僚のムスリムの方々への風当たりの変化など、いろいろなものを自分の肌で感じました。僕にとってとても大きな出来事でした。これをきっかけとして、国際協力について知りたいと思うようになりました。調べてみて「国際協力」を民間団体がやっていること、そしてそれを「NGO」と呼ぶことを知りました。もしそのままサラリーマンを続けていたら、この世界を知ることはなかったでしょうね。
調べて、勉強会に参加をした団体が、今いるJVCです。そこで話を聞いて、「国際協力」を仕事としてできることを知りました。もちろん僕は自身のそれまでの仕事も好きでしたが、自分の持っている力をフルに発揮して、社会の課題に取り組むことを仕事にできるなら挑戦してみたいと思い、7年勤めた前職を辞めて、今の渡辺さんと同じインターン制度で、JVCで1年間のインターンを始めました。スタッフとして働き始めることになったのは、インターンの1年間が終わる頃で、当時、会報誌の編集をしていたスタッフが退職することとなり、その後任として働くことになりました。その後は会員担当や総務を担当したりして、昨年からは総務のほか、事務局次長として主に労務の改善などに取り組んでいます。
以前の仕事と今の仕事とつながるところはありますか?
以前の職場のスキルが直結している業務としては会員や支援者の方々の情報を管理するシステムWEBサイトの運営などがあたりますかね(※細野さんはJVCのWEBサイト運営も担当しています)。システムは目に見えるものではないので、作り上げるとなると、目には見えないものを意識して整理して作業にあたらないといけません。チームで取り組むとなると尚更ですね。目に見えないものの共通認識が必要になる。今思えば、図に描いて物事を整理する能力がその頃に鍛えられ、今も提案書を作ったりするのに役立っていますね。
→つづく…☆
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他にも、「スタッフ歴10年を超える細野さんから見たJVC」やサッカーに関してもお話しています。
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そろそろコンテンツを増やしていこうと思っているので、これからも引き続き読んでいただけたら嬉しいです!
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!